K5(けーご)の競輪、自転車談義

人生はそろそろ打鐘周回へ…

橋本 首位陥落 エリミネーションでは衝撃の展開

2024パリオリンピックでトラック競技が行われるフランスのサン・カンタン・アン・イヴリーヌに舞台を移し行われたトラックチャンピオンズリーグ第3戦。

ここまで2位のビビックに3pt差をつけ総合リーダーの橋本。リーダージャージの死守に期待が集まったが、首位陥落とエリミネーションでは誰もが予想もしない事態に見舞われた…

クラッチ

第3戦までくると総合上位選手はレースの勝敗というより総合争いが熾烈になる。総合順位の近い選手のマークに徹することが多い。もちろん橋本総合リーダーなので全選手からマークされる立場である。そんな橋本はビビックとティドボールのマークに徹するビビックとティドボールより先着すれば良い。

クラッチは終盤まで大きな動きはないものの、やはりリーダージャージの橋本は執拗にマークされている印象だった。それでも先頭交代しつつ、前団をキープする巧みな位置取りだった。残り4周でエーフティングのアタックに橋本がブリッジをかけ番手につく。残り2周で橋本が仕掛け先頭をかけるが、ゴール直前で5人に抜かれ6位でレースを終える。かなりの高速展開でありながら常時前団をキープし、最終周回で先頭に立つという世界トップレースでレースを支配し、存在感を見せた橋本であった。

しかし、橋本より先着した5人が総合上位のギルメット、デンス、ティドボール、ヘステルスだった。そして優勝したのはビビック…

さすがは世界のトップライダーたち、集団に沈むことや、最後方でレースをするということはないのである。

この時点で総合順位はビビックが橋本を逆転。橋本は7pt差で暫定2位となる。

左 橋本 右 ビビック

エリミネーション

クラッチの結果でついた差を逆転、最低でも1ptでも差を縮めたい橋本はスタートから前方に位置するがニュートラルラップから激しい位置取り争い末、内に包まれる…

あれよあれよという間に最後尾、そしてスプリントラップ…

 

橋本エリミネート…

これは日本人以外にも驚いたに違いない。総合リーダーのブルージャージを着た選手が最初の周回でエリミネートされるという衝撃。

考えられる理由はたくさんあるのでしょうが、観客目線からは今回ばかりは何もわからず、考察はできない。

リザルト

1位 Dylan BIBIC(カナダ) 96pts

2位 Jules HESTERS(ベルギー) 70pts

3位 橋本英也(日本) 69pts


一つ、まだチャンピオンズリーグは終わっていないといこと。勝負は最後までわからないということ。

総合順位もまだまだ勝負圏内の3位です。切り替えて橋本に声援を送りたい。