今年から新設されたガールズケイリンのG1 3つのうちの最終戦『第1回 女子王座戦』が開催される。当たり前だが今年のG1勝者には”初代女王”の称号が与えられる。
パールカップ初代女王は 児玉碧衣
オールガールズクラシック初代女王は 佐藤水菜
”女子王座戦初代女王”は誰の手に。
女子王座戦
競輪祭と同時開催となり開催日程としては11月21日〜23日の3日間で行われます。
初日から最終日まで4レース開催。
初日のみ9R〜12Rで行われ、準決勝と決勝は二日目三日目の11R、12Rで行われます。
小倉競輪場の特徴
小倉競輪場の特徴については競輪祭の見どころに書いてあるのでそちらを参照
勝ち上がり方式
ガールズですがポイント制を採用しておらず、初日からミスが許されない厳しい勝ち上がり条件となっています。波乱の予感。
予選 3位までの12名と4位の2名 → 準決勝
準決勝 3位までの6名と4位の1名 → 決勝
注目選手
児玉碧衣と佐藤水菜が注目選手なのは間違いないので後に2人のこれまでの戦績と共に関係性について振り返っていきたい。
太田りゆ
別府コレクションは3着、西武園コレクションでは2着と未だタイトルがない太田だが、近年、着実に力をつけてきており西武園コレクションでは児玉を強襲惜しくもタイヤ差で敗れた。実力十分なのでそろそろタイトルがほしいところ。本人が一番思っていることではないだろうか。
久米詩
成長目覚ましい久米、児玉不在だったとはいえ、今年の平塚コレクションを制し、初タイトル。パールカップ2着、オールガールズクラシック3着と安定感抜群である。さらに最近はナショナルチームとの練習を行いナショナル入りも噂されているほどの実力を持っている。
飯田風音
こちらも成長目覚ましい期待の120期。飯田である。
今年9月に坂口風華、石井寛子、山原さくら、11月に柳原真緒、奥井迪と名だたるビッグネームに勝っているのです。女子王座戦でどこまで行けるか注目。勝利して一気にグランプリ出場なんてことも。
児玉碧衣と佐藤水菜
2人に関しては説明不要なくらい注目選手であること間違いない。
昨年の競輪祭からの2人の戦績を見てみると面白いほど似通っているのだ。
22年11月 競輪祭 児玉 佐藤 共に優勝
12月 GGP 児玉 佐藤 共に落車
23年3月 別府コレクション 優勝 佐藤
6月 パールカップ【G1】優勝 児玉
8月 西武園コレクション 優勝 児玉
10月 オールガールズクラシック【G1】優勝 佐藤
佐藤は世界、児玉は国内と主戦場は違うが、結果を見ても実力が拮抗しているのが良くわかる、ライバル関係なのは間違い無いだろう。
女子王座戦という名が2人の決戦の場としてぴったりであるが、グランプリも控えているので、ここらで決戦という言葉を使うには少々もったいないくらいである。
直近の調子でいえば佐藤はジャパントラックカップでスプリント日本新記録を出すなど好調は間違いないだろう。
※2人はx(旧Twitter)にてスロットの会話で盛り上がるくらい仲良しだった。
なんか今日の台やばかった💵 pic.twitter.com/FITVatkFwR
— 児玉 碧衣 (@15080aoi) 2023年10月18日
賞金
昨年は優勝賞金が100万円だったので大幅アップである。
現在の賞金ランキングは激戦であり、400万となると順位に大きな変動がありそう。
GGPの行方と共に、女子王座戦初代女王に輝くのは誰だ。